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1.1.2重点都市のソフトウェアと情報サービス・アウトソーシング産業の現状

江蘇省のソフトウェアと情報サービス・アウトソーシング企業について、主に南京、無錫、蘇州、常州に集中している。この4都市はソフトウェアと情報サービス・アウトソーシング産業の発展においてそれぞれ特色を持っていながら、一定の補完性もある。うち、南京はソフトウェアサービス・アウトソーシングを主とし、特に政務関係のソフトウェア領域に顕著な業績を挙げている。無錫は日本向けのソフトウェアサービス・アウトソーシングを強力に発展させ、蘇州は組込み式ソフトウェア、研究・開発サービス・アウトソーシングを主な産業柱としている。常州にアニメ・漫画等のデジタルコンテンツ領域のアウトソーシング企業が集中している。

1.1.2.1 南京

江蘇省と南京市政府は、南京を「中国ソフトウェアの名城」に建設するという目標を明確に打ち出し、現在すでに江蘇ソフトウェアパーク、南京ソフトウェアパークの2つの国家級ソフトウェア産業基地を柱とするソフトウェア産業発展局面を形成している。南京市はサービス・アウトソーシング業務を非常に重視し、南京を「中国サービス・アウトソーシング基地都市」に建設するとの目標を明確に定め、「十一・五」計画の期限の2010年までに、南京サービス・アウトソーシング産業は、情報技術アウトソーシング、特にソフトウェア・アウトソーシングを柱とする、ビジネス・プロセス・アウトソーシングを重要内容とする規模化サービス・アウトソーシング産業チェーンを形成する計画である。

地域優位を効果的に発揮し、集積効果を加速し、ソフトウェアと情報サービス・アウトソーシング産業を向上させるために、2006年、国家商務部、情報産業部と科技部に共同で南京市を「中国サービス・アウトソーシング基地都市」に認定した。

南京のソフトウェアと情報サービス・アウトソーシング産業は、ソフトウェアを核心とするサービス・アウトソーシングであり、概算統計によると、南京では、サービス・アウトソーシングを請負った企業が148社、うち、ソフトウェア類サービス・アウトソーシング企業が109社、アウトソーシング規模の100万ドル以上の企業が13社以上あり、大多数の企業が良好な業界サービス基礎、オフショア・アウトソーシングのノウホウと条件を有し、当該地域と周辺地域のサービス・アウトソーシング業務の展開に積極的なモデル先導役割を果たしている。

1.1.2.2 無錫

無錫は強力に全市のサービス・アウトソーシング産業の発展を促進し、「2010年まで全市サービス・アウトソーシング産業業務総額が30億ドル、サービス・アウトソーシング産業従業員が20万人」に達するとの発展目標を明確に定めている。

2007年9月、無錫太湖保護区は国家商務部、情報産業部、科学技術部、教育部に共同で「中国サービスアウトソーシングモデル地区」と認定された。「太湖保護区」の建設をめぐって、無錫は、無錫ソフトウェアパーク、太湖科技園、iPark集聚園、K-Park集聚園、工業設計園等に高品質ソフトウェアと情報サービス・アウトソーシング・キャリヤーを形成し、そのソフトウェアと情報サービス・アウトソーシング産業の規模は頗る巨大である。2007年末まで、無錫サービスアウトソーシング生産額は、5.7億ドルまで達した。全市として、サービス・アウトソーシング企業が430社以上、サービス・アウトソーシング業従業員が2万人以上、CMMI3級以上の国際資格認証を得た企業が18社であった。

日本向けサービス・アウトソーシングは無錫の第一特色である。すでにNEC、OBC、NTT DATA、華夏コンピュータ、横新ソフトウェア、万泰科技等日本向けアウトソーシング基幹企業を集中している。同時、その他の欧米大企業、国内大企業も次から次へと無錫に進出し、中にIBM、マイクロソフト、インド国家情報技術学院、フランスiParks、香港風水隆、および国内の中国科学院ソフトウェア研究所、北京大学軟微学院、軟通動力、清華紫光等大手会社が含まれる。

2010年までに、借賃、資金、輸出、人材等特恵奨励措置を通じて、従業員2000人以上、年間輸出額3000万以上の国際サービス・アウトソーシングまたはソフトウェア輸出企業を100社建設する計画である。

1.1.2.3 蘇州

蘇州はソフトウェアと情報サービス・アウトソーシング分野において、強大な実力を持っており、その情報技術アウトソーシング産業は組込み式ソフトウェア・アウトソーシングを主な発展方向とし、BPO業務が主にマンパワーと財務管理を主とし、大体蘇州工業園区、蘇高新ソフトウェアパークと崑山地区に集中している。 

蘇州工業園は全国唯一の「技術先進型サービス業発展」試験地区であり、2007年4月、国家商務部、情報産業部、科技部に「中国サービス・アウトソーシングモデル基地」に認定された。現在、当園区は、すでに登録外資を累計で230億ドルを吸収し、実際利用外資が130億ドル、一億ドル以上の投資プロジェクトが60以上、うち、10億ドル以上のプロジェクトが6、区内プロジェクトの平均投資額が3000万ドル以上、外国投資企業を累計で3000社以上を導入し、世界トップ500企業の中で、74社が当園区で投資し、投資項目は111まで達している。2007年、サービス・アウトソーシングの営業収入が2006年より67%増加し、オフショア・アウトソーシングの年間成長率が80%を上回り、ソフトウェア業の生産額が100.3億元に達した。2008年、政策、キャリヤー、人材、融資、取引先、居住等の方面からサービス・アウトソーシング企業に全方位の政府支持を提供する計画である。

1.1.2.4 常州

常州のソフトウェアと情報サービス・アウトソーシング産業は急成長を遂げている。2007年末まで、常州市では、サービス・アウトソーシング企業は305社、従業員は2万人に近く、主にソフトウェア開発とアニメ等ソフトウェア情報サービス・アウトソーシング業務に従事している。

常州はアニメ産業の発展に力を入れている。アニメ企業が82社、進出企業数が全国15のアニメーション基地の第2に位置し、「全国最も投資価値あるアイデア基地トップ10」の一つであり、国家ラテ総局に許可されたアニメーション題材のプロジェクトが70以上、すでに何万分のアニメーションの年間生産実力を持っている。ソフトウェアとアニメの発展、「2基地1センター」との目標実現を加速するために、ソフトウェアとアニメ発展を支持する2つの政策性文書を作成し、未来3年のサービス・アウトソーシング産業の発展方針を制定した。

人力資源の供給を保証するために、「千名海外人材集積プロジェクト」を実施している。ソフトウェアと情報サービス・アウトソーシング発展に十分なマンパワー供給を保証するために、5年内海外人材を1000名導入することに全力を挙げている。