
ここ数年来、ソフトウェアと情報サービス・アウトソーシング産業が急成長を遂げ、次第に世界ソフトウェアと情報サービス産業の発展傾向と新しい成長点になってきた。グローバル・サービス・アウトソーシングは急成長を遂げ、業務範疇も絶えず拡大し、国際産業シフトの新しい注目点として、現在サービス・アウトソーシングはすでにグローバル化の特徴を現している。現在、中国サービス・アウトソーシング産業は、コスト優位が注目され、納品能力も次第に向上しつつあるため、すでに国際サービスアウトソーシング産業シフトの次の目標となった。
2007年に、江蘇省ソフトウェアと情報サービス・アウトソーシング産業は急成長を遂げ、ソフトウェアと情報サービス・アウトソーシング産業全体としてのレベルは絶えずに高まり、省内外諸サービス・アウトソーシング産業キャリヤーも著しく成長してきた。
2007年に、江蘇省ソフトウェアと情報サービス・アウトソーシング産業の市場規模は20.3億ドル、うち、ITOが15.7億ドル、BPOが4.6億ドル。
江蘇は中国において最も重要なオフショア・アウトソーシング地域の一つであり、潜在力の巨大な内需市場を有している。2007年、江蘇省オフショア産業の市場規模は、およそ4.8億ドル、未来3年が40%前後の年間成長率で急発展すると予見できる。江蘇ソフトウェアと情報サービス・アウトソーシング産業内需市場の規模は、およそ76.4%を占め、約15.5億ドル、うちに多国籍企業と国内企業サービス・アウトソーシング必需が含まれる。

11図 2007年江蘇ソフトウェアと情報サービス・アウトソーシング産業の国内外必需のシェア
1.1.1.1 オフショア・アウトソーシング市場の現状
2007年、江蘇省ソフトウェアと情報サービスオフショア・アウトソーシングの市場規模は、およそ4.8億ドル、その業務タイプがITOを柱とし、主にソフトウェア・ービス・ーシング、特にソフトウェア開発と維持に集中している。BPOオフショア・アウトソーシングは主に顧客サービスに集中している。
請負発注元地域から見れば、江蘇省ソフトウェアと情報サービスオフショア・アウトソーシングの主な請負発注元地域は、日本、韓国、米国、香港・マカオ・台湾と東南アジア、西欧等であり、うち、日本市場の占めた割合が最大であり、米国市場の増加速度が最も速った。

日本、米国、香港・マカオ・台湾と東南アジア、西欧、その他
12図 2007年江蘇省 ソフトウェアと情報サービスオフショア・アウトソーシングの発注状況
日本は江蘇ソフトウェアと情報サービスオフショア・アウトソーシングの最大の請負発注国であり、およそ56.6%を占めた。2007~2010年、その請負発注量は18%の年間複合成長率を維持すると予見できる。
米国は江蘇ソフトウェアと情報サービスオフショア・アウトソーシングの二番目の請負発注国であり、およそ32.3%を占めた。2007~2010年、その請負発注量は40%の年間複合成長率を維持すると予見できる。
東南アジア、香港・マカオ・台湾地区の発注割合はおよそ5.3%を占め、西欧はおよそ4.4%を占めた。両者とも江蘇ソフトウェアと情報サービス・アウトソーシングの主要なオフショア請負発注地域であり、2007~2010年、その請負発注量は6.6%の年間複合成長率を維持すると予見できる。
1.1.1.2 ニアショア・アウトソーシング市場の現状
江蘇ソフトウェアと情報サービス・アウトソーシングにおける内需市場は非常に巨大であり、ニアショア・アウトソーシングの市場規模がおよそ76.4%を占め、約15.5億ドル、中国ソフトウェアと情報サービス・アウトソーシング市場全体の12%前後を占めた。
ITOについて
江蘇省ソフトウェアと情報サービス・アウトソーシング市場において、現在、ニアショア・アウトソーシングもITO業務に集中し、うちに、ITOはソフトウェア開発とテストを主とし、82%以上のソフトウェアと情報サービス・アウトソーシング企業がソフトウェア開発事業を行っている。ソフトウェア開発事業は、現在江蘇ITOサービス市場において、規模最大、発展最速の子市場である。
BPOについて
現段階、江蘇では、BPO事業を行っている企業はITO企業より少なく、約25%を占めている。にもかかわらず、業務種類は比較的に豊富で、研究・開発、バックグランドのデータ処理、コールサンター、財務管理、マンパワー管理、顧客管理等関連業務が含まれる。
財務管理アウトソーシング——2007年江蘇省において、財務管理市場は比較的に小さかったが、未来4年の財務会計アウトソーシング市場は25.6%の急成長を維持すると予見できる。
顧客管理アウトソーシング——江蘇省の顧客管理アウトソーシングにおける主な請負発注先は組立工(家電、IT等の設備メーカー)、電気通信と金融業である。
マンパワー管理アウトソーシング——江蘇省マンパワー管理アウトソーシングはすでに高水準に達し、未来4年のマンパワー管理アウトソーシング市場は29.3%の急成長を維持すると予見できる。
1.1.1.3 アウトソーシング市場の現状
江蘇省ソフトウェアと情報サービス・アウトソーシングの重点市場分布について、主に製造、金融、電気通信業とエネルギー等ソフトウェアと情報サービス・アウトソーシングに対する必需度の高い業界に集中している。これらの業界のアウトソーシング業務は主にITOソフトウェアの開発と技術サポート、およびBPO業務サービス・アウトソーシングの中のデータセンターとコールセンターに集中している。

13図2007年江蘇ソフトウェアと情報サービス・アウトソーシングに市場・業界シェア
上述業種分布の特徴について、当該業界領域における江蘇省の強大な実力と関わりがある。業界実力の向上に伴い、アウトソーシングの必要性と切実性に対する企業の認識も深まり、アウトソーシングに対する受容程度も絶えず高まっている一方である。同時に、江蘇の交通運輸、小売/消費財、貿易と政府関係等の業界のサービス・アウトソーシングに対する受け入れ度が高く、関連業界向けの企業は絶えず大量に成長し、これらの業界は江蘇ソフトウェアと情報サービス・アウトソーシング産業発展の新方向を示している。